終焉の始め様の詩 11〜20            Back

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ヒトリの少女がいました。

動かずずっと一人でたたずんでいました。

少女は空を見ていました。

雨の日も、雪の日も、風の日も・・・。

ある日少女は消えました。

それ以来、少女を見たヒトはいません。

でも、少女が消えた後に

足跡がひとつ残されていたのを

皆は知らない。

(それはとある雪の日の話)


[No.20 2007/10/16(Tue) 20:55:41] - もしもあの日。 -

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「今、音が聞こえた。」
そういってあなたは顔を上げた。
「また何か始まったんだ。」
そういってあなたは立ち上がった。

「今、音が消えた」
そういって私は顔を上げた。
「また何か消えたんだ。」
そういって私は立ち上がった。

私は終わりのセカイに居る。
あなたは始まりの世界に居る。

私はヒトの終わりを見る。
あなたはヒトの始まりを知る。

私は、私は、私は、

あなたが羨ましかった。
終わりなんてみなくていいから。
始まりしか見ないから。
終わりなんて見たくなかった。
私は、私は、私は、

希望に満ちた始まりが見たかった。

絶望に縁取られた終わりなんてもう見たくない。

私はあなたが羨ましい。


(でも、生という始まりに終わりの死はあっても、死という終わりにに始まりの生はないよ。)


[No.19 2007/10/13(Sat) 20:44:20] - そしてまた -

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(美しいものほど、手に入る直前で消えてしまうのだと知った。)


[No.18 2007/10/13(Sat) 20:30:05] - 残酷の中の美しさ。 -

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雨降る散歩道

君が笑う

晴れた通学路

僕が笑う

雪の線路

君が泣き出す

風の道路

僕が消える

風に乗ってそのままで

風に乗って笑顔を

貴女に運ぶから

だから、そんなに泣かないで

そんなことしたら

水分がなくなるよ

せめて、僕が死んでも
(笑って、僕が死んだその日も、どうか笑っていて下さい)


[No.17 2007/10/05(Fri) 20:43:40] - 100年後の晴れた日に -

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紅色の花が
   紅色の空が

絶望に染まった君を
     紅く赤く映し出す

頬を流れる涙には
     さかさまな世界
         ユガンデウツルセカイ

足元も
  口も
   手も
全部、全部
         紅い。
最期には笑う君が写る気がする

そう思うのは僕だけ?

(そして物語は結末を迎えた)


[No.16 2007/10/03(Wed) 21:59:32] - 彼岸花 -

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空、

切り取られた空

蒼いのかなぁ・・・
黒いのかなぁ・・・

信じれるものは?
何かあったけ?

きれいなものは?
全部汚れちゃったよ

世界は?
全部偽りと汚れだよ

それでもココで生きたい?
死んだも同然さ。

じゃあ死にたい?
屍にはなりたいけどね。

ほこりっぽいね。

この世界はずいぶんと

荒んでしまった

昔みたいな蒼はもう見れないのかな

それでも、

(ざらついた世界でも僕は必要とされていたかった)


[No.15 2007/10/01(Mon) 20:49:33] - 荒んだ世界で何を思う -

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君へ

晴れ渡る空で唄い散っていった曲に捧ぐ

鎮魂歌

一緒に居るだけで幸せだったから

こうして唄える

それ以上僕は望まないよ

届いてる?聞こえてる?

まだ唄い続けてるよ

君は

まだ見てるのかな

僕を

僕じゃない誰かを

それでも

やっぱり笑ってるのかな

僕はまだ歌い続けてるよ

止めてしまうと

死んでしまうんだ

だから、

まだ、

僕は死にたくない。

でも君には

生きて欲しくない

君へ

僕は君に



(名も無き花は花園にいる一輪の花のごとく美しく咲き誇ることを祈りつづける。)


[No.14 2007/09/30(Sun) 20:08:41] - 僕は死にたくない。 -

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朝が来ました。
隣にはあなたが居ました。

昼が来ました。
あなたは遠くに居ました。

夜が来ました。
またあなたは隣に居ました。

夏が来ました。
あなたは太陽の下で笑ってました。

秋が来ました。
夕焼けで頬を染めたあなたがいました。

冬が来ました。
あなたは隣にいませんでした。

雪が降り積もって、
外が真っ白になってもあなたは帰ってきませんでした。

私は待ちました。

あなたの居ないときをヒトリでずっと。
それでも帰ってきませんでした。

だから、だから私は

帰ってこないあなたではなく、
未だ来ない春を待ちます。

そしたら、

また、

帰ってきてくれますか?
(悲しき世界に終焉を、つまらぬ日々には終止符を)


[No.13 2007/09/28(Fri) 21:36:09] - 今はただ、春を待つ。 -

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寂れた町に響く鐘の音

風に揺られて鳴っている

誰も聞いてはいないのに

誰も知ってはいないのに

鐘にあわせて唄い声

鐘にあわせて笑い声

声の主はマリオネット

主人は当の昔に消え去った

鐘にあわせて唄い声

寂れた町に響いてく

主人にもこの声聞こえるかなぁ

そう呟いてまた唄う

唄うは世界を終わりへ誘う唄

壊れた世界でただヒトリ

マリオネットが唄ってる

(寂しささえ枯れ果てて虚ろな世界に鳴り響く、終焉を告げる鐘の音が)


[No.12 2007/09/27(Thu) 21:05:51] - 鐘の音。 -

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あと2分。
      
待ち合わせ場所に君が来るまで。
      
あと2分。
      
君が振り返るまで。
      
あと2分。
      
君が駆けてくるまで。
      
あと、あと、あと
      
2分したら、
      
君は、君は、君は
      
キエテシマウンデショ?
      
あと2分。
      
僕が君の隣に居れる時間。
      
あと、たった
2分。
(世界中の時計を壊してやりたいくらいに悲しい)


[No.11 2007/09/25(Tue) 20:35:28] - 2分後。 -




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